私はあなたとは違うんです!?――時計を身につける意味って?

携帯電話と腕時計は共存できるか?

今や当たり前のように携帯電話を持つ時代になりました。携帯電話の普及によって意外な打撃を受けたのが、腕時計業界。当たり前のようについている時刻表示機能が、「時計は時間を知るためのもの」と捉える客層を失わせる結果となりました。一方で高級腕時計業界は、それほど影響を受けておらず、むしろ年々売り上げを伸ばしている状況です。いったいその理由はなんでしょうか?高級ブランドものを身につける人々にとって時計は、時間を知らせる機能以上のものがあるからです。今回は腕時計が持っている、時刻表示以外の機能についてまとめてみました。

つけていない人がいるから効果がある!?

腕時計の持つ最大の機能は、他の人との差異化です。腕時計を身につけていない人が増えれば増えるほど、つけている人の希少価値は上がります。ファッションには「流行に乗ること」と「他の人と差別化すること」の二つの方向性がありますが、この場合は後者に当てはまります。腕時計一つで、他の人との違いを生み出すことができるとなれば、多少値が張るものであっても、十分に元が取れるのではないでしょうか。この差異化の機能は、腕時計を身につけている人同士でも生まれます。安物の腕時計を身につけている人と、精緻な高級腕時計をつけている人では、相手に与える印象もずいぶんと変わりますよね。

腕時計とは自分を表現する最高の相棒である

だからといって、なんでも高いものを買えばいい、というわけではありません。なぜなら、腕時計はその人をあらわす特徴的なシンボルでもあるからです。粗末でだらしない服装をしている人が高級時計をしていても、「趣味にお金をかけて、他のことは大事にしない人」といった評価になるでしょう。一方で、ほどほどの値段のものであっても、きちんとした身なりの人が身につけているのであれば、「時間を大事にする人」という印象になります。もちろん腕時計だけで、それらの評価が下されるわけではありませんが、少なからぬ影響があることは間違いありません。腕時計をすることもしないことも自分の選択。ですがその選択によって、人からは評価されているということを、覚えておいて損はありませんよね。

1905年に創業された腕時計メーカーです。ロレックスとチュードルという二つのブランドを販売しています。